椿森クリニック 診療内容(心療内科の病気と治療法) 妄想性障害
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妄想性障害

症状や特徴 妄想性障害

妄想性障害
 実際には存在しないことをあると思ってしまうのが妄想であり、前記の統合失調症と同じく妄想性障害でもみられます。しかし、統合失調症と妄想性障害の相違点がいくつか挙げられています。まず発症年齢ですが、統合失調症が思春期や青年期が多いのに対して、妄想性障害は中年期に発症することが多くみられます。

 また妄想性障害は、妄想以外の統合失調症の症状(幻覚、興奮、自閉、感情鈍麻等)はみられないことが多く、妄想が主たる症状と言うことができます。社会生活上の機能低下やひと目でわかるような奇妙な行動はみられません。

 さらに妄想の内容として、統合失調症の場合は、「自分は宇宙の王様である」、「電波が流れてきて自分が操作される」といった普通の人の常識を超えた妄想が多いのですが、妄想性障害は、嫉妬妄想(根拠なく妻や恋人が浮気をしているのではないかと思い込んでしまう)、被害妄想(職場で仲間はずれにされていると考えたり、自分の後をつけられる、毒をもられる、警察が自分を監視していると思い込んでしまう)、心気妄想(自分は重篤な病気だと思い込んでしまう)といった、普通の感覚でも起こる可能性がゼロではない妄想が特徴です。


当院での治療方針 妄想性障害

 妄想性障害の詳しい診断基準は別として、妄想の内容、生じている期間、他の症状の有無、薬物等の使用経験、本人の病歴等を踏まえ、妄想を伴う特定の状況が他にないことが確認できれば、妄想性障害と診断できることが実際には多いと思います。その際、患者様がご自身の妄想に基づいて思考や行動をされているかどうかも重要なポイントになります。

 具体的な治療としては、薬物療法と精神療法の両方があります。薬物療法としては、不安を軽くする必要がある場合には抗不安薬、妄想が深くなってしまっている場合には抗精神病薬、落ち込みや抑うつ状態が続いてしまう場合にSSRIといったお薬を使うことはありますが、短期間で妄想が劇的になくなるということはありません。むしろお薬で不安等の辛い症状を軽減しつつ、医師との信頼関係の中で安心して一緒に治療に向かって考えていただくこと、患者様の関心を妄想から建設的な他の現実的な事柄に移していくことが重要なポイントとなります。

 そのための患者様の疑いや迷いを定期的にお話していただく精神療法についても、可能な場合には一緒に行いたいと思います。

 妄想性障害の治療に必要な期間は短期ではないと思われますが、逆に治らない病気でもありません。私も患者様と信頼関係を築いて、一緒に治療を進めていけるよう努力させていただきます。

生活上の注意 妄想性障害

 妄想性障害は、妄想そのものが続いて本人がそれに深くのめりこんでしまうということはありますが、統合失調症やその他の精神疾患を合併したりすることはほとんどないと言われています。

 また患者様は、妄想に苦しみながらではありますが、仕事を続けることができることが多い状況です。実際に仕事をされている方も多くおられます。患者様の症状の経過は人によって違いがありますが、他人への強い不信感が仕事や結婚生活でのトラブルの元になることが多いようです。したがって、周囲の方が患者様の病気を正しく理解されていれば大きな問題はないのですが、病気とは認識されていない場、そもそも患者様が医療機関に受診されていない場合には、患者様の妄想を原因として仕事や家庭生活の面で大きな不和の原因になってしまいます。

 したがって、「少し変だな」という本人の思い込み過ぎる状況があると、一度、患者様ご自身が心療内科や精神科へ受診する、または周囲の方が受診を勧めていただくといったことも大切です。

 また患者様ご本人にとって、自分の考えや思い込みを職場や家庭で話したり行動することによってトラブルが続く場合は、自分の思考の合理性を疑ってみることも重要です。そのためにも一度医療機関を受診していただくことを考えてみてください。

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